魅力的な悪魔/meine Schw"ache.... （再録

見上げる僕へ、
九天より舞い落ちる光子が降り注ぐ。
僕は水の様に透明になって、心の重さも感じていない。
光線に透かされて、半透明な僕のからだは、
既に、神がさらって行ったのだろう。
天が微笑んでいる。
ここは素晴らしい世界だと。
これ以上ない位の眩い光で、優しく手招きをしている。
あなたも早くおいでと。
あとは魂だけだと

殻つき卵

壊さなくても良いのに壊したい自分が恐ろしい
壊したくないのに壊したい
衝動が襲ってきて怖い恐ろしい
刑務所にははいりたくはない
犯罪者にはなりたくないし良き人達に迷惑を掛けたくない

を落としてみたい衝動が怖い恐い
なんて酷いのか自分はおかしい
かなしい
こんなに大好きなのになんで壊したいのだろう何でなんだろう
幸せは続かないだろう
重い追憶がわたしを押しつぶす

悲しい空のいろ。。

昇天の青い空が僕らを笑っているみたいで辛かった。
今だ逝けない僕たちを見透かすような色で導かないでくれよ。
まだ生きて痛いんだまだ。
まだやりたいことがあるんだよ。
いいだろう？まださまよっていたって。

Blume

花をください
枯れない花を
花をください
淋しくても枯れない花を
花をください
僕ひとりでも生きられる花を

もう泣かなくてもいい
傷つくことも二度とない
絶望する事もこれ以上ない
自分を見失わない美しい花を探しています

花をください
やさしい薫りに包まれる花を
花をください
悲しみを埋めるための花を
花をください
追憶に囚われない花を
花をください
あたたかくて悪意のないやさしい花を

夜更けに

夜更けにふと思う
夜が好きだ、朝など来なければ良い
日照は七日に一度でいい
明るいと何もかもが露出してしまう具合が気分がわるい泣きたくなる
夜が好きだ、この暗さが好きだ
闇は適度に隠してくれる
嫌なものは黒にとっぷりと浸かり
波間を漂いほんの時々姿を露出する程度だ
嫌なものは見たくない具合が悪くなる思い知らされて悲しい
色々なことを思い知らされてかなしい
夜更けにふと思う
夜が好きだ、朝など来なければ良い
来なければ良い、来なければ良い
日照は七日に一度でいい